KRAIBURG TPEは産業界とOEMのアプリケーションのためにストラテジック・アライアンスを提案します。
- KRAIBURG TPEは、顧客とパートナーに熱伝導性TPEの開発提携を呼びかけます。
- 目標:信頼性が高く、エネルギー効率が高く、長持ちし、優れた性能を持つアプリケーションのための優れたコンパウンド。
- 特に、自動車メーカーや産業界の顧客は、これらの開発から利益を得ることができます。
私たちの旅に参加しませんか?」をモットーとして、KRAIBURG TPEは、共同開発の取り組みに興味をお持ちの顧客およびパートナーへの呼びかけを行っています。そのフォーカスは熱伝導性のTPEです。これは現在でも高い要求がある、未来の材料です。目標は自動車および産業機器の市場のためのソリューションおよび部品を開発することです。
コントラストを組み合わせることで得られる効果:熱伝導性プラスチックと電気絶縁を組み合わせたインテリジェントな熱管理は、射出成形における非常に高度なプロセスの信頼性とともに、無駄のないソリューション、ホットスポットの低減、設計の自由度をもたらし、産業の多くの分野で現在の手法を完全に変えることを可能にします。需要の高まりに後押しされ、KRAIBURG TPEはソリューションのポートフォリオを拡大し、顧客やパートナーと開発志向の提携を結び、次のレベルに到達することを模索しています。 そのビジョンとは;信頼性が高く、エネルギー効率に優れ、耐久性があり、優れた性能を持つアプリケーションのための優れたコンパウンドを共に開発することです。
初期の開発と試験に基づいて、KRAIBURG TPEは、電気絶縁と組み合わせた熱伝導性プラスチックが自動車分野のメーカー、特に電気自動車に注力するOEMやバッテリーメーカーに付加価値をもたらすことを確信して来ました。 そしてまた、産業界全体もこれらのソリューションから恩恵を得ることとなるでしょう。エレクトロニクスにおける独創的な熱管理は、電動工具、LED照明、充電ステーションや充電プラグのメーカー、電動自転車の周辺機器やアクセサリーのメーカー、さらには電気・電子機器(E&E)にメリットをもたらしています。
このような用途では、これまでシリコーンやパッド、ペーストを併用したアルミニウム製のヒートシンクが多用されてきましたが、加工方法や工程信頼性に関しては課題が多いものでした。 TPEは、これらの熱伝導性材料に比べると、熱可塑性であるために従来の方法よりも加工性に優れています。さらに、TPEソリューションなら、その強みを十分に発揮することができます:
ショアAスケール55から75までの硬度レンジ
3 W/(m*K)までの様々な熱伝導率を選択可能
ポリオレフィンやポリアミドへの接着性を有し、複合射出成形への適用が可能
PVCやシリコーンを非含有
射出成形における熱伝導性TPEの工程信頼性は、組立時や使用時にTPEを確実に配置することを可能にするものです。PPやPAとの接着性と熱伝導性の組み合わせは、TPEの分野ではまだ実現されておらず、熱伝導性TPEのビジョンにおいて、KRAIBURG TPEは新たな道を開拓しています。「システムの電力密度の増加により、熱管理の向上はますます重要になってきています。 熱伝導性TPEの今後の市場は力強い成長を見せると思われます。私たちの材料は、この市場での競争において優位な立場にあります。」KRAIBURG TPEのエンジニア兼先行開発プロジェクトマネージャーであるマーティナ・ヘッテリッヒは、このソリューションの必要性を語っています。
KRAIBURG TPEは現在、具体的なプロジェクトのアイデアと要件を持ち、さまざまなTPEを試験・評価する能力を持つ、適格なパートナーを募集しています。
KRAIBURG TPE 概要
- 本社と生産拠点:ヴァルトクライブルク / ドイツ
- 地域本社と生産拠点:クアラルンプール / マレーシア、アトランタ / 米国
- 製品:熱可塑性エラストマーコンパウンド
- ブランド:THERMOLAST®、COPEC®、HIPEX®、For Tec E®
- 市場:ヨーロッパ、南北アメリカ大陸、アジア太平洋
- 従業員数:660名