さまざまな接着オプションを備えたリサイクル・コンテンツTPE

KRAIBURG TPEは、さらなるサスティナブル製品ソリューションを提案します：リサイクル・コンテンツTPE：お客様は、ほぼすべての硬度範囲、すなわち低ShA領域においても、工程内あるいはマーケット・リサイクル材フローからのリサイクル材含有量を大幅に高めた、様々なコンパウンドを利用できるようになりました。新しいコンパウンドは、PA、PC/ABS、PPとの接着オプションも提供します。ドイツ・ヴァルトクライブルクのTPEメーカーは、このようにして高まる需要に応え、すぐに利用可能なソリューションを提供しています。

ドイツ、ヴァルトクライブルク発、2023年11月8日 - カスタムエンジニアリングTPEの世界的メーカーであるKRAIBURG TPE（クライブルグTPE）は、最新の製品ラインを発表しました。これらのソリューションは、THERMOLAST® R（サーモラスト® R）コンパウンドの製品群を拡大し、高い含有比率のリサイクル材料を利用可能にします。すでに定評のある製品と比較すると、ショアA硬度が低い材料でも最大70％のリサイクル材含有率の材料を使用することができます。これらの製品は、接着特性を持つ革新的なコンパウンドの開発における重要なマイルストーンです。今回の発売は、工程リサイクル材および／またはポスト・コンシューマのリサイクル材（PIR、PCR）の比率を高めた、より環境に優しい材料に対する市場の需要の高まりに対するKRAIBURG TPEの回答なのです。リサイクル・コンテンツTPEは、顧客のサスティナブル性のビジョンに合致するものであり、顧客自身のサスティナビリティ目標の達成をサポートします。

この新しい高性能コンパウンドは、さまざまな産業や市場セグメントの要求に合わせて特別に調整されており、PA、PC/ABS、PPへの接着性を備えています。単一材料、2材料、多材料の部品に対応する特性と、最大79％という高いリサイクル材含有率の組み合わせは、KRAIBURG TPEの製品群のなかでもまったく新しいものです。

新しい熱可塑性エラストマー（TPE）の概要：

• PAと接着するリサイクル・コンテンツTPEは、硬度により43～60％のPCRとPIR材料を含有する、世界初のTPEです。PAとの接着性を要する、様々な2材料複合成形品の用途に使用することができます。ショアAスケール40から90までの、さまざまな硬度を取り揃えています。
• PCおよびABSとの接着性を持つリサイクル・コンテンツTPEは、求められる硬度に応じ、42～54％の工程リサイクル材あるいはポスト・コンシューマ・リサイクル材料を含有しています。ABSやPC、その他の熱可塑性プラスチックとの接着性を要する、幅広い複合成形部品に適しています。ショアAスケール40から70までのさまざまな硬度の材料をご用意しています。
• 第2世代のユニバーサルPCR TPEは、最大79％までの再生材比率が利用可能です。これらの材料は、PPとの接着を必要とするアプリケーションに様々な用途を提供します。この材料は、ショアAスケール30から90までの幅広い硬度範囲が用意されており、サスティナブル材料の含有比率が高いことより、2022年に発売されたユニバーサルPCRコンパウンドをさらに発展させたものと言えます。

さらに、このコンパウンドは高い信頼性の品質を提供し、直ちに入手可能であり、着色も可能です：新しいTPEはすべてナチュラル色で供給され、お客様のご希望やご要求に応じてさまざまな方法による着色が可能です。この優れた着色性によって、デザインの自由度も最大限に高まります。

接着性を備えた最新のリサイクル・ソリューションは、産業界や消費者の変化する要求に応える包括的な選択肢を加工者に提供します。KRAIBURG TPEのリサイクル・コンテントTPEは、特に電動工具、電気・電子機器（E&E）を中心とした産業市場セグメントの製品設計者、製品エンジニア、製品マネージャーを対象としています。一般消費者向け分野では、スポーツやレジャー用途だけでなく、家庭用途のさまざまな使用シナリオを実現します。一般的に、これらの用途はハンドルとダンピングエレメントを含みます。

市場においてこのコンパウンドは、サスティナビリティと省資源化に重点を置いています。これらのコンパウンドの使用により、顧客は耐久性のあるソリューションを確保しながら、最終製品の二酸化炭素排出量を効果的に削減することができます」。このコンパウンドの化学構造により、KRAIBURG TPEは市場で際立っており、性能とサスティナビリティのコンセプトを兼ね備えています。この新製品シリーズは直ちにご利用いただけます。